川崎Fが大宮に敗れ、第2ステージ首位から陥落した。年間勝ち点1位は死守も、2位の浦和に2差に迫られた。前半36分、川崎FはFW大久保嘉人(34)が、大宮MF横谷から挑発を受け、手を出してしまった。扇谷主審は、先に手を出した横谷にイエローカードを出し、大久保には横谷へ報復行為に及んだとしてレッドカード。10人で戦う苦境に立たされた。

 前半44分、大宮はFW家長がPKを獲得し先制する。川崎Fも、後半から数的不利を感じさせないパスワークで反撃を開始。後半18分、主将のMF中村憲剛(35)の右足シュートで同点に。さらに後半38分、FW小林悠(28)のゴールで逆転した。だが、10人で攻守に奮闘した川崎Fの体力は限界に達していた。3分後に大宮FW家長に同点弾を許すと、後半44分にはFW江坂に勝ち越し点を許した。大宮はクラブ史上最多となるJ1での勝ち点45に到達。川崎Fは痛い黒星を喫した。