J2C大阪が、MF山口蛍(26)の日本代表招集に妥協案を求める方針であることが27日、分かった。日本は11月11日に親善試合オマーン戦(カシマ)15日に最終予選サウジアラビア戦(埼玉)を控える。山口が代表招集されるのは確実で、その場合、12日東京V戦に出場できなくなる。J2で4位のチームは昇格へ正念場を迎えており、クラブ側はオマーン戦を回避して東京V戦後の翌13日から代表に合流できるよう日本協会と交渉する考えを示した。

 強化部長を兼任する大熊監督は「重要な選手なので(チームに)いてもらいたい。これから(協会側と)話し合いをする」と説明。オマーン戦は親善試合のため、山口も「代表は大事だけれど、チームがあっての代表。チームをほったらかしにして代表に行くことはできない」と訴えかけた。

 10月6日の最終予選イラク戦では劇的Vゴール。代表で欠かせない存在のため、ハリルホジッチ監督を悩ませることになりそうだ。