浮上のきっかけをつかめなかった。福島ユナイテッドFCが松本山雅FCに1-3で破れ、3連敗を喫した。前半33分に先制を許すと、そこから3失点。得点はPKでFW清水一雅(24)が決めた4試合連続ゴールのみにとどまった。5試合連続ベンチ入りのFW三浦知良(59)の出場はなかった。

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思い描いた結果にはならなかった。前節藤枝戦では3-3でPK戦の末敗れたものの、3点ビハインドから同点に追いつく粘りに、とうスタは熱気を帯びた。だからこそ勝って弾みをつけたかったが、1-3の完敗。寺田周平監督(50)は「前節はチームもスタジアムも盛り上がった。期待して来てくれた皆さんには非常にがっかりさせてしまう結果になり、申し訳ない」と悔しさをにじませた。

序盤は巡ってきたセットプレーのチャンスも生かせない中、強度の高い松本と競り合いながら、ピンチも防いでいた。しかし前半33分、CKから失点し均衡を破られると、後半にも2点を献上。元々攻撃型のチームだが、これで失点数はグループワーストの23。DF安在達弥(29)は「自分たちからゲームを難しくしていると思うんですけど、自分たちのスタイルを放棄するのは成長にはつながらない。もっと練習から技術的な部分にこだわって圧力のあるチームも剥がしていけるようにしなければならない」と課題を口にした。

自ら獲得したPKをしっかり決め4試合連続ゴールとなった清水も「試合はまだ勝ち切ることができないので、もっと勝ちにつながるゴールを」と、冷静に話した。「最後の質はもっと突き詰める必要がある。シュートの精度をあげるために練習も実戦も積み上げていきたい」と奮いたたせた。

次戦はアウェーでの札幌戦。次節で今リーグも折り返しとなる中で、1勝5敗2PK負けで、グループ9位。もう1つ結果と手応えもつかみ、後半戦に臨みたいところだ。指揮官は「この敗戦を徹底的に分析して、今後につなげていきたい」と前を向いた。【高橋香奈】