J2山形MF佐藤優平(26)が2戦連発弾を決め、降格圏から脱出する。5日、天童市内で行われた11対11のミニゲームで主力組に入り、8月27日の天皇杯1回戦以来の先発が濃厚となった佐藤は今日6日のホーム長崎戦に向けて「攻めるしかない。点をとらないと勝てない」と意気込んだ。ダイヤモンド型の3ボランチ左で先発し、攻守両面でバランスを取る。

 前節3日の横浜FC戦では途中出場から積極的に攻め込み、鮮やかなジャンピングボレーで今季初得点を挙げた。その後に勝ち越し点を許し勝ち点3を逃したが「下を向く必要はない。前向きなサッカーができていた」と胸を張る。現在18位で、21位の入れ替え戦、22位の自動降格とはともに勝ち点差3を、残り3戦で争う現状については「去年は新潟で(J1)残留争いは経験している」と動揺はない。長髪をなびかせ、長崎の守備陣を切り裂く。