来季からJ1昇格する清水の契約更改交渉が29日、静岡市内のクラブハウスで本格的にスタートした。

 今季限りで契約が切れるMF本田拓也(31)FW大前元紀主将(26)ら主力が早速、交渉の席についた。クラブ側から契約延長の提示を受けた本田は「しっかり考えた上で決断したい」。大前も「来年もエスパルスでプレーすることを第一に考えて、クラブと話し合っていく」と継続交渉を続ける意向。今後、代理人を通じて交渉を進める方針だ。

 また、来季終了まで契約を残すDF犬飼智也(23)DF三浦弦太(21)ら若手も交渉に臨み、来季への思いを口にした。今季、副将を務めた犬飼は「今年は人間的にも成長できた1年。来年はもっとプレーでチームを引っ張れる選手にならないと」と、基本的には合意に達した模様。三浦は「個人としてはもっと上を目指していきたい」と意気込みを語った。【神谷亮磨】