浦和のFW武藤雄樹(28)が6日、さいたま市内で開かれたイベントでトークショーを行った。

 旅客機墜落事故があったブラジルのシャペコエンセが、今季のコパ・スダメリカーナ優勝とすることを南米サッカー連盟が決めたことを受け、今季のルヴァン杯王者の浦和は来年のスルガ銀行杯でシャペコエンセと対戦する可能性が出てきた。武藤は「(事故は)悲しい出来事。(Jリーグの)チャンピオンシップ決勝の前にも、サッカーができることに感謝しなければいけないと思った。僕たちが一生懸命ぶつかっていい試合をすることが、亡くなった方々のためになると思う」と話した。

 イベントには埼玉県内のスポーツクラブから選手やスタッフが出席。選手は武藤のほかに大宮のDF沼田圭悟(26)やプロ野球・西武の佐野泰雄投手(23)ら、あわせて9人が参加した。武藤はイベント終了後に大宮サポーターから「大宮で待ってます」と声をかけられたことを明かし、「選手として評価していただけたことはうれしいです」と笑顔で話した。