今季のJ3で優勝し、来季J2に復帰する大分の支援組織「大分トリニータを支える県民会議」の役員会が8日、大分県庁で開かれ、来季は1億5000万円の収入増を目指し、行政や経済界で引き続き協力する方針を確認した。片野坂知宏監督や運営会社の榎徹社長は続投する。榎社長は「チケット販売に力を注ぎ、多くのお客さまに試合に足を運んでもらえるようにしたい」と話した。

 冒頭のみ公開された役員会では県から派遣中の榎社長が「10月の秋田戦で勝ったころからチームが結束し、戦術も浸透してきたと感じた」と振り返り、広瀬勝貞知事は「こうして時々優勝するので、なかなか公的応援も手を引けない」と冗談を交えて満足げに話した。本拠地の大分銀行ドームの使用料に関し、広瀬知事は既に減免措置の継続を表明している。