J2札幌のDF櫛引一紀(23)が、来季J2に降格する名古屋に期限付き移籍することが22日、両クラブから発表された。期間は18年1月31日まで。櫛引は札幌を通じて「来年も札幌でプレーしたいという気持ちはありましたが、自身の成長のためにと思い決断しました。強い覚悟を持って頑張ります」と、新天地に挑む思いを示した。

 登別市生まれの櫛引は、室蘭大谷(現北海道大谷室蘭)から11年に札幌入り。1年目から13試合に出場し、チームのJ1昇格に貢献した。昨季はキャリア最多の37試合に出場したが、今季は増川、菊地の新加入や2年目進藤の成長もあって、出場17試合にとどまっていた。出場機会を増やしたい思いから、来季J2とはいえ高く評価してくれた名古屋でのプレーを決断したようだ。

 通算出場はJ1で11試合、J2で108試合点、カップ戦6試合、天皇杯4試合で、J2では1得点している。世代別日本代表は、11年U-18、12年U-19、13年U-20、15年U-22に招集された。