サッカーJリーグの全試合を今季から中継、有料配信するサービス「DAZN(ダ・ゾーン)」で26日、この日開催されたJ1唯一の試合、ガンバ大阪-ヴァンフォーレ甲府(大阪・市立吹田スタジアム)が当初案内されたチャンネルで視聴できないトラブルがあった。本格的に開幕した25日に続く混乱で、今後の視聴に不安が残った。

 当該試合は見られない状態が続き、DAZNは途中からバレーボールのチャンネルや他の動画サイトで代替配信するなどして対応し、ツイッターの公式アカウントで謝罪した。公式サイトで代替チャンネルを案内したJリーグは謝罪文も掲載し、試合を視察した原博実副チェアマンは「ご迷惑をおかけしている。来週、そうならないように対応したい」と話した。

 JリーグはDAZNを提供する英国のパフォーム・グループと10年で約2100億円の巨額契約を締結。新視聴形態で注目されるが、インターネットは通信環境によって映像の状態が不安定になるなどの懸念もあった。

 同スタジアムで観戦していた甲府市の男性会社員は「ハーフタイムに(前半の映像を)見られればと思ったけど、待ってもつながらないので閉じた」と改善を願った。