MF奥埜博亮(27)の決勝ゴールで、ベガルタ仙台が12年以来5年ぶりの開幕戦2連勝を決めた。

 仙台は体を張った守備でジュビロ磐田の猛攻を防いで前半を終えた。後半は仙台ペース。クロスを起点にチャンスを生み出した。同29分、MF三田啓貴(26)のフリーキックを受けたFW石原直樹(32)が落としてMF奥埜にパス。奥埜は右足で振り抜いてゴールを決めた。

 奥埜は「ナオさん(石原)が右足でダイレクトにうてるところにボールを落としてくれた」と語った。石原は「丁寧に落とすことだけを考えていた」と話した。FW2人の息のあった連係プレーで決めた虎の子の1点を、堅守で守り抜いた。

 渡辺晋監督(43)は「難しいシュートだったが、冷静に決めてくれた」と奥埜をたたえた。