ヴィッセル神戸から新加入のジュビロ磐田DF高橋祥平(25)が2日、実戦復帰した。磐田市内のヤマハスタジアムで行われた東海社会人1部FC刈谷との練習試合(45分×2)にセンターバックで先発。1本目の35分には、U-20日本代表FW小川航基(19)への正確なロングフィードから好機を演出するなど、45分間の出場で安定したプレーを見せた。

 高橋は、開幕前の2月下旬に左大腿(だいたい)二頭筋肉離れで離脱。合流まで4~6週間と診断されていた。順調な回復ぶりを印象付け「感覚的にはだいぶいいのかなと思う。対人(プレー)も、怖さもなくやれている」。スタンドから見守った名波浩監督(44)も「問題ないレベルまで来ている」と話した。試合は2本目の24分にFW斉藤和樹(28)のゴールで先制したが、同38分にCKから同点とされて引き分けに終わった。【前田和哉】