北海道コンサドーレ札幌は23日、札幌ドームで全体練習を行い、今日24日のルヴァン杯ベガルタ仙台戦(札幌ドーム)に備えた。ルヴァン杯1次リーグも、残り2試合。現在勝ち点7で4位につける札幌は、本拠地で首位仙台を迎え討つ。札幌が負けると、仙台の3位以上が決まり、プレーオフ進出以上が決定する。仙台の“イチ抜け”阻止へ、総力戦で臨む。

 リーグ開幕戦の雪辱を期す。開幕戦で先発フル出場したMF石井謙伍(31)は「開幕戦で負けた悔しさが残っているので、その悔しさを晴らしたい」と、チームの思いを代弁した。2月25日、敵地での仙台戦は、試合終了間際に失点し0-1。手が届きそうだった、5年ぶりのJ1勝ち点を逃した。

 開幕から3戦連続スタメンも、リーグ戦では2試合連続でベンチを外れた。そのぶん、ルヴァン杯で奮闘中だ。「クロスの精度やゴール前の仕事など、まだ結果に結びついていないので、早くアシストなど決められたら」。勝てば1次リーグ突破へ前進、負ければ厳しい状況になる大一番。「チームはリーグ戦で連敗しているので、ルヴァン杯で流れを変えられたら」と、意気込んだ。【中島宙恵】