ベガルタ仙台は、2月25日開幕戦(対札幌)以来、約3カ月ぶりにJ1ホーム戦で勝利した。J1ホーム戦の連敗を4で止めた。MF永戸勝也(22)がFWクリスラン(25)の勝ち越し弾をアシストした。

 永戸は左ウイングバックで先発出場。同点に追い付いた直後の同39分。左サイドからクロスをペナルティーエリア内に送った。クリスランがうまく合わせて、ボレーシュートを決めた。

 今季2アシスト目の永戸は「やっと試合でできた。自分に期待していたんで。ストロングポイントが出せた。アシストがついて良かったです」と語った。自身のクロスボールからホームで久しぶりの勝利を手にした。「僕にボールが入ると、声援は少なからず聞こえてくる」と応援に感謝した。

 クリスランは「勝也との連係も良くなっている。動き出せば(クロスを)くれると信じていた」と語った。渡辺晋監督(43)は「ウイングバックが高い位置を取って相手の脅威になるかがポイントだった。成長を止めることなく突き進んでくれたら」と期待を込めた。