前回大会準優勝の川崎フロンターレはMF森谷賢太郎(28)の1得点2アシスト、MF家長昭博(31)の移籍初ゴールなどでJ2ザスパクサツ群馬に快勝し、16強進出を決めた。

 3-0で迎えた後半31分。今季、大宮から加入した家長に待望の得点が生まれた。左コーナーキックでMF森谷のボールを頭で合わせた。家長は雄たけびをあげ手を突き上げると、FW小林悠(29)らチームメートが集まり大きな和になって祝福した。

 家長は「いいボールが来たので合わせるだけだった」。開幕直後に右足親指付け根の骨折があり約2カ月離脱し出遅れていた。リーグ戦では途中出場の機会が多い中で、アシストは記録するも得点はまだだった。だが「ほっとはしてないです」と話し「これからどんどん貢献できるようにしていかないと」と気持ちを切り替えた。チームは数日のオフの後、函館合宿へと出発するが「しっかり試合に出られるようにアピールしたい」と意欲を見せた。