<J1:東京5-1磐田>◇第26節◇23日◇味スタ

 今季最多5得点の圧勝で、上位陣との差を詰めた。出場停止のMF今野泰幸と故障離脱中のMF羽生直剛を欠く中、相手3バックの裏を突く効果的なロングボールで、序盤から猛攻を仕掛けた。前半14分、MFエメルソンのスルーパスにFWカボレが抜け出して先制点を奪うと、同33分にはMF石川直宏の右クロスにDF佐原秀樹が右足で合わせて追加点。これで勢いに乗った。試合終了間際には途中出場のFW鈴木達也も、相手のクリアミスからボールを奪って移籍後初ゴール。今季初の4連勝で5位川崎Fと勝ち点42で並んだ。

 城福浩監督は「(リーグ戦も終盤に入り)無策で勝てる相手はいない。共通認識を持ったうえでの個人の勝負。どう戦うのかを、選手たちが具現化できるようになった」と手応えをつかんだ。