川崎Fの北朝鮮代表FW鄭大世(25)が19日、サウジアラビアから日本に戻った。鄭は北朝鮮が44年ぶりのW杯出場を決めたことについて「人生で初めてうれし泣きした。北朝鮮代表が成長して、アジアの(W杯出場)常連国になれるよう頑張る」と喜びの気持ちを口にした。また自らと同じ在日朝鮮人の子どもたちに向け「後輩たち、オレについてこい!」と気合を入れた。

 W杯本大会の目標について聞かれると「僕らは出て、インパクトを与えるレベル。とりあえず1勝です」と控えめに話した。また岡田監督が4強入りを掲げる日本代表に向け「4強の実力はあると思う。岡田監督には有言実行してほしい。日本は今以上に名声をとどろかせてほしい」とエールを送った。