神奈川県大和市は25日、サッカー女子ワールドカップで初優勝した日本代表「なでしこジャパン」のメンバーで、同市にゆかりがある川澄奈穂美(26)と上尾野辺めぐみ(25)、大野忍(27)に「大和なでしこ賞」を授与した。

 市保健福祉センターでの表彰式では、小学6年から大学卒業まで大和市で育ち、昨年ノーベル化学賞を受賞した根岸英一さん(76)がプレゼンターとして記念品を贈呈。

 その後の対談で、流ちょうな英語を交えながら「努力を続ける才能を持っている」とたたえると、3選手は「話に難しい部分もあったが、ほめられていることは分かった」などと明るく話し、客席は笑いに包まれた。

 3選手は表彰式に先立ち、市内の商店街をオープンカーでパレード。紙吹雪が舞う中、沿道に集まった市民ら約1万人から大きな声援を受け、手を振って応えた。

 川澄は大和市育ち。上尾野辺と大野も、大和市のサッカーチームでプレーするなど同市と関係が深い。