<皇后杯:INAC神戸2-2(4PK3)新潟>◇決勝◇23日◇NACK

 新潟が初優勝を逃した。前半42分、FWティファニー・マッカーティー(23)が快足でDF2人をかわして先制。

 絶体絶命の1-2の延長後半6分には、再びマッカーティーがゴールを決めてPK戦に持ち込んだ。1人目はGK一谷朋子(24)が左に飛んで止めたものの3、4人目が失敗で3-4の惜敗。イレブンは号泣して悔しがった。

 2大会前の決勝と同一カード。当時は0-3の完敗だったが、この日は一進一退の死闘を演じ、主将のMF上尾野辺めぐみ(27)は「2年前はいっぱいいっぱいで何もできなかったけど、今日は成長を示せたかな」と納得した。

 能仲太司監督(35)も「いずれINACさんに追いつき、追い越せる可能性を感じた」と教え子を評価していた。