最新の計測器を用いた「スポーツパフォーマンス測定会」(スポーツ能力発見協会主催)が22日、東京・板橋区の志村小体育館で開催された。

 サッカーなでしこジャパンFW大儀見優季(27=チェルシー)、カーレーサー脇阪寿一(42)、サッカー元日本代表DF中西永輔(41)、元競泳バラフライ加藤ゆかのトップアスリートが応援に駆けつけ、同小の児童ら約170人が参加。10メートル走、敏しょう性、ジャンプ力、反応力、上腕力の5種類を測定した。

 パワー、スピード、バネ力など8項目の数値が円グラフ化され、69種目の中から複数の適性種目が見極められた。

 測定後、児童の中には「運動はあまりしていない。でもサッカーをやりたいなあと思っていた。今日は『サッカーのGKが向いている』と言われたので挑戦したい」など、喜びの声も多く、現在行っているスポーツとは違う種目の適性結果を得た子どもたちも多かった。

 大儀見は「ドイツ(ポツダム)にいた時はチームで同じような測定をやっていた。良いところや、悪いところも分かるので、指導者にとっても伸ばす、鍛えるところが明確になる」と、日本での普及も願った。

 また、女子欧州CL2連覇中のドイツ・女子ブンデスリーガの強豪、ウォルフスブルクへの来季移籍の可能性が報じられているが、関係者から主催者を通じ「移籍のことなど、測定会以外の質問はしないでください」とかん口令が敷かれた。