<チャリティーマッチ:KOBE
DREAMS3-2JAPAN
STARS>◇17日◇ノエビアスタジアム
阪神淡路大震災から20年経った17日、神戸の本拠地ノエビアスタジアムででチャリティーマッチが行われた。
元日本代表の永島昭浩氏(50=日刊スポーツ評論家)が監督を務め、神戸OB・現役選手で構成される「KOBE
DREAMS」と、日本代表OBで構成され、元日本代表監督の岡田武史氏(58)が指揮を執る「JAPAN
STARS」が対戦した。
「KOBE-」には横浜FCのFWカズ(三浦知良)や元日本代表主将宮本恒靖氏ら。「JAPAN-」には、中田英寿氏や横浜のMF中村俊輔などが出場した。
後半3分、2万4052人の大歓声に包まれてカズが登場。すると同12分、1-0でリードしていたKOBE-のFW和多田充寿からのクロスをカズが頭で合わせてゴール。期待通りの得点に沸く神戸サポーターに向かって、こん身のカズダンスを披露した。
同34分にも右足でゴールし、今度はメーンスタンドに向かって2度目のカズダンス。まさに、サッカーで人々に希望が与えられた瞬間だった。
カズは「ゴールを取れて良かった。これだけの人が集まってくれて、久しぶり神戸のスタジアムで。2つも取れた。感謝している」。監督を務めた永島氏は「20年たってこういう舞台に立ててうれしく思う」とかみしめていた。