J2横浜FCの山口素弘監督(43)が22日、横浜市内のLEOCトレーニングセンターで始動した。午前練習のみの予定を「いろいろ伝えたいことがたくさんあるので」と午後練習も追加。フィジカルトレーニングに始まり、パス、シュート、コンビネーションなど、1つ1つ確認しながら1日を終えた。練習の合間に会見した指揮官は「引退してから4年間待っていたので、準備OKといった感じ」と心境を話した。「選手としての始まりも終わりも三ツ沢(現ニッパ球)。監督の第1歩も三ツ沢なので高揚感はある」。25日の甲府戦での“初戦”勝利へ向けて、05年から07年まで所属したチームでの指揮に高ぶりを見せた。会見の最後には「ラスト何試合かはプレーイングマネジャーを虎視眈々(たんたん)と狙っています」と冗談も飛び出すなど、愛着あるクラブでの初監督業に笑顔が絶えなかった。