<J2:甲府2-2湘南>◇38節◇14日◇中銀スタ

 湘南は、目の前でJ1昇格の胴上げを見せられる屈辱となった。後半28分、右からのMF古林将太(21)のクロスをMF高山薫(24)がファーサイドで折り返すと、最後はFW大槻周平(23)が頭で押し込み先制。後半5分に同点とされるも、1分後にFWキリノ(27)のヘディングシュートがゴールネットを揺らした。だが同17分、甲府FWダビ(28)の突破をペナルティーエリア内でファウルし、PKを与えると、ダビに決められた。その後も2位の意地を見せ多くの好機をつくりゴールに迫ったが、決定力を欠き引き分けに終わった。■貴裁監督(43)は「最後まで絶対点がとれると思ってやっていたので悔しい。ぼくらも平塚でこういう思いができるように頑張ります」。自動昇格に向け、残り4試合の勝利に気持ちを切り替えた。※■は十の下に日を二つ縦に並べ、十の縦棒が一つ目の日を貫く