仙台は13日、仙台市内で練習を行った。16日の天皇杯清水戦に向け、3対3や4対3の対人メニュー、ミニゲームで戦術を確認した。

 清水は手倉森誠監督(45)の就任後、1分け6敗という最大の天敵。MF太田吉彰(30)は「僕自身はジュビロ時代にダービーでやっていた時から、そんなに悪いイメージじゃない。天皇杯はどんな内容でもPKでも、勝てればいい」と力を込めた。

 太田にとっては下部組織から育ててもらい、09年7月まで在籍した古巣磐田のJ2降格が決まったばかり。「寂しい気持ちでいっぱい。ここからはい上がってほしい」とエールを送った。

 その上で「去年のガンバもそうだったけど、名門でも、いい選手がそろっていても、1つの歯車が狂えばこうなってしまうということ。自分たちも気を引き締めて戦っていかないといけない」と目の前の一戦へ集中力を高めていた。