<J1:川崎F4-1鹿島>◇第13節◇10日◇等々力

 鹿島が約2年2カ月ぶりの3連敗を喫した。

 1点を追う前半16分、日本代表候補のボランチ柴崎岳(21)が、右足で芸術的なループシュートを決めて追いつく。1-1で前半を折り返したが、後半12分に勝ち越し点を許すとバランスが崩壊。ミスとカウンターでさらに2点を献上し、今季最悪の4失点で早くも今季6敗(7勝)となった。

 12日のW杯ブラジル大会メンバー発表を前に、持ち味の攻撃力ではアピールした柴崎だが「同点までは良かったけど、チームとして単調でボールを持つ時間が少なかった」と反省。得点場面には「今季あのようなシーンが何度かあり、チャンスにつながっている」と一定の評価をしつつ、代表について「評価するのは僕ではないので。これ以上、言えることはありません」と冷静にコメントした。