東京VのFWフッキ(21)が15日、3試合の出場停止処分を受けた。同選手は12日の東京戦(味スタ)で後半ロスタイムにラフプレーで2度目の警告を受け退場。ピッチを去る前に高山主審に暴言を吐いたとされ、その後はベンチに戻って退場せずに試合が終了していた。

 この日、東京・文京区のJリーグ事務局で規律委員会の事情聴取を受け「自分に毒づいただけ」と釈明して謝罪したが、却下された。1試合2度の警告による出場停止1試合に審判への侮辱的な発言による同2試合を加え、26日名古屋戦(味スタ)までの3試合が対象となる。また、フッキが退場しなかった件はクラブが厳重注意を受けた。

 フッキは過去3年間のJ1、J2リーグ戦で10度(合計16試合)の出場停止処分を科されている。今季公式戦8戦で1勝の東京Vに与える影響は小さくなく、「今後、こういうことがないようにしたい」と反省した。