J1札幌FWダビが“みそぎ弾”決める
エースが“みそぎ弾”で連敗を止める。コンサドーレ札幌は6日、札幌ドームで東京Vと対戦する。4月26日の新潟戦での暴行により出場停止になっていたFWダビ(24)が3試合ぶりに復帰する。ダビ不在中は途中退場した新潟戦を含めて3連敗。エースの離脱がチームの勝敗を大きく左右する結果となった。迷惑をかけたぶん、狙うのは、チームへの謝罪の意味を込めた復帰即ゴールだ。
3試合ぶりの実戦を前に、はやる気持ちを抑えられなかった。4日、札幌・宮の沢でノルブリッツ北海道との練習試合にダビが登場した。厳しいマークを受けながらも「ボール、こっちへ」と何度も要求する。この日、ゴールはなかったが、本番さながらの迫力。前半だけの出場も、運動量で相手を圧倒した。「次の東京V戦、2試合出なかった分もチームに役に立ちたい。ゴールして勝利に貢献したい」と決意を口にした。
チームへの謝罪の気持ちは強い。新潟戦の前半、DF千代反田へ頭突きを浴びせて一発退場。数的不利の中でチームは後半に失点し、敗れた。チーム内で批判もあった。怒りにまかせた行為をなぜ犯したのか。普段は静かでシャイなダビ自身が深くショックを受けた。
「暴力を人に振るったのも初めて…。自分の性格を考えても…なぜやってしまったのか。反省するしかない」。翌日はスタッフ、選手ら全員に頭を下げた。欠場した2試合はテレビ観戦した。「神様に祈る」と懸命に応援したが、勝利の女神はほほえまなかった。「京都戦は内容も良くなかった。残念だ」と不在の試合を悔しがった。
同じ昇格組のライバルとの対戦となる。前節は京都に完敗し、3連敗。三浦監督は「ダビは(スタメンに)入れる。相棒は東京Vとの相性を考える」と、チームを裏切る行為があったにもかかわらず、エースを軸に据える姿勢は変えない。今季公式戦で欠場試合は4戦全敗。退場も含めると5連敗だ。この5試合で得点は浦和戦の2点のみ。「ダビ抜き」試合は当然ながら攻撃力が大幅に低下する。一方で出場した試合は3勝3分け3敗と5分の成績を残す。エースの存在は大きい。「試合に出ることができず、チームの敗戦。責任を感じています」。エースの責任の取り方は、言葉ではなくゴールで示す。【上野耕太郎】
[2008年5月5日10時19分 紙面から]
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