リーグ戦16位と降格圏内に突入したJ1磐田が、25日のナビスコ杯清水戦(日本平)で新しい力を試す。練習を再開した20日、内山篤監督(48)は「ナビスコ杯はトライする。代表選手も欠けるし、シャッフルするチャンスだと思う。特に中盤は生命線だから」とメンバーの入れ替えを示唆。この日のミニゲームでは、MF成岡翔(23)をボランチに据える試みを見せた。

 成岡は18日のサテライト川崎F戦(3-0)で、MF船谷とボランチを形成。後ろからの上がりで2得点してみせた。「(ボランチは)前を向いてボールをもらえるスペースがある。やれそうな雰囲気があったし、いい刺激になった」。17日の東京戦ではトップ下の西をサポートする動きが少なかっただけに、内山監督も「(成岡)翔は前を向くと強さがある」と、期待の1人に挙げた。競争で、チームを活性化させていく。【今村健人】