磐田MF成岡翔(24)が“大人”プレーで中盤を支配する。ナビスコ杯清水戦(ヤマハ、午後3時)は8日に行われる。予選突破へ負けられない最終節は、6年ぶりのヤマハスタジアムでの静岡ダービー。攻撃力がある半面、守備に不安がある「もろ刃ボランチ」をMF船谷と形成する成岡は「守備の受け渡しも分かってきた。ホームだし負けられない」と決意した。

 本来は攻撃的な成岡も、ボランチでは己を抑えてバランス取りに腐心する。ベンチ外に甘んじたリーグ戦中、サテライトでは年下とのプレーが多かった。その中で学んだ、周囲を生かす術。「(年下の船谷)圭祐は決定的なパスを出せるから、前めでプレーさせたい。でも、アグレッシブさも次(清水戦)から出します」。もろ刃ボランチ初陣の5月25日清水戦は2-4。その借りを返しに行く。