玉田2発名古屋首位、最終予選弾み/J1
<J1:名古屋3-2清水>◇第23節◇27日◇瑞穂陸
「玉弾2発」がさく裂した。名古屋の日本代表FW玉田圭司(28)が直接FK弾含む2得点の活躍をみせ、3-2の逆転勝利を呼び込んだ。浦和が東京Vと引き分けたため、名古屋は約4カ月ぶりに首位浮上。首位に立つのは第6~8節以来、今季2度目。リーグ戦では約3カ月ぶりの得点、1試合2発は約3年ぶりの玉田は、W杯アジア最終予選初戦のバーレーン戦(9月6日、マナマ)に向け、これ以上ない勢いを得た。
シャイな玉田がマイクを握った。2得点でチームを首位に引きあげた試合直後。ゴール裏で熱狂するサポーターの注文に応じ、今季初めて拡声器で喜びを表現した。
玉田 久しぶりにゴールできました。瑞穂で強いグランパスをみせることができました。
1点を追う前半23分、相手GKの弾いたところに飛び込み左足で押し込んだ。リーグでは5月17日札幌戦(札幌ド)以来約3カ月ぶりの得点で、長いブランクを埋めた。ハーフタイムにストイコビッチ監督から「もう1点取ってこい」と直々に指令を受けた後半は、指揮官の注文に文句なしの決勝ゴールで応えてみせた。2-2同点の後半7分。FKを左足で直接巻いて決めた。1試合2得点は柏在籍時の05年9月17日G大阪戦(柏)以来3年ぶり。「勝ったのはオレだけの力じゃない。でも、決定付けたのはオレだけどね(笑い)」と自画自賛した。
最高の形で得意のバーレーン戦に臨める。04年8月3日のアジア杯準決勝(中国・済南)で決勝ゴール含む2得点の「バーレーン男」だが、もはや相手は関係ない。「とにかく『自分がやってやる』という気持ちでやりたい」。エースの自覚をにじませる。岡田監督が期待を寄せたFW陣はケガや調子の上がってこない選手が多い中、玉田は今季コンスタントに活躍を続けている。
前回ドイツ大会の最終予選も経験済み。「とにかく初戦はすごい大切だと思う。絶対に勝つという気持ちでチーム全体がやらないと」と決意を口にした。20日の日本代表戦(対ウルグアイ=札幌ド)でねんざした右足首も順調に回復。チームに白星を運ぶ首位名古屋のエースが、岡田ジャパンも引っ張る。【八反誠】
[2008年8月28日8時53分 紙面から]
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