12年ぶりにナビスコ杯決勝進出を決めた清水は10日、13日のリーグ札幌戦(日本平)に向けて練習を再開した。各選手が積極的なプレーを見せ、長谷川監督は「動きは悪くないかな」と納得の表情で振り返った。

 決勝進出が好循環を生んでいる。G大阪との準決勝では若手が台頭し、定位置争いが激化。MF兵働が「チーム力が上がって個人もレベルアップしていかないといけない」と言えば、第2戦でプロ初得点を挙げたMF山本真も「チャンスをものにできるよう頑張りたい」と力を込めた。リーグ戦は現在14位。FW西沢は「リーグ戦の方をすっきりさせた状態で決勝を迎えたいと思っている」と頭を切り替えた。先発切符を賭けた新たな競争が、巻き返しへの原動力となっていく。