G大阪MF遠藤保仁(28)が、公式戦9戦未勝利のチームをよみがえらせる。13日の名古屋戦(万博)に向け、非公開で行われた11日の紅白戦から全体練習に合流。日本代表として出場した6日の最終予選初戦バーレーン戦では、中盤の核として勝利に貢献。長距離移動で見えない疲労も蓄積しているが「時差ボケも戻ったので、いい状態で(試合に)臨める」と遠藤。西野監督も「一番(状態が)いい」と期待した。

 リーグ戦は7月20日千葉戦を最後に白星がなく、名古屋戦からが正念場。28日東京V戦まで、アジアCLを含めて16日間で5試合をこなす。指揮官はその間のリーグ3試合を「そこで(優勝できるかできないかが)決まってくる。大事な試合」と位置づけた。遠藤の起用に関しても「いろんな状況で変わってくる」と説明。2列目とボランチの併用でフル回転する方向だ。

 首位の名古屋と勝ち点8差の6位。遠藤は「日程的にも厳しいけど、これ以上離されてはダメ。引き分けも考えていない」と言い切った。代表だけでなく、所属のG大阪でも期待を一身に背負い、逆転Vへ望みをつなぐ働きを見せるつもりだ。【益子浩一】