<J1:京都1-2G大阪>◇25節◇21日◇西京極

 京都FW宮吉拓実が衝撃デビューを飾った。16歳1カ月14日での出場は、カターニャFW森本(当時東京V)の15歳10カ月6日に次ぐ歴代2位の年少記録。後半27分から出場すると、1分後には自陣からドリブルで中央を突破。右足アウトでFW林に絶妙スルーパスを送った。同37分にはFW田原が放ったシュートのこぼれ球に反応したが、惜しくも得点はならず。東京・松庵小1年時にサッカーを始め、まだ京都ユース所属の新星は「テレビで見たことしかない選手とプレーして幸せ。でもまだ力不足です」。それでも非凡な才能を随所に見せ、視察した日本代表の岡田監督は「すぐに代表というわけではないが、日本にとってはいいことだ」と喜んだ。