節目の試合を勝利で飾る。福岡MF中村北斗(23)は先発が有力な次節山形戦(5日)で、J通算100試合出場となる。今季32試合出場の右サイドバックは、FW陣に次ぐチーム4位のシュート37本を記録。山形戦でも、積極的な攻撃参加を続ける。

 中村は「まだ100試合か、っていう感じですね。(同期のFW田中)佑昌は去年、達成しているので」と淡々と話した。福岡に加入した04年は出番がなかったが、U-19(19歳以下)日本代表でAFCユース選手権に出場。05年以降は右ひざ故障に泣いた昨年を除き3シーズン、30試合以上出場を果たした。「高校(国見)では1日3試合の合宿もあったし、子供のころから1000試合は出ているだろう。ただ、プロは1試合1試合、背負うものが違うから」と積み重ねた実績も感じている。3位山形との対戦について「自分が前でプレーすれば、向こうは出てこられない。しっかりチャレンジしていきたい」と持ち味を発揮するつもりだ。