J2仙台は16日、仙台市内のホテルで臨時株主総会と取締役会を開き、東北リコー前会長、白幡洋一氏(64)の新社長就任を決定した。白幡新社長は記者会見で「挑戦しがいのある仕事。予想以上の経営環境の悪化もあるが、間違いのないベガルタのかじ取りをしたい」と抱負を語った。

 手倉森監督の去就について、白幡新社長は「6試合残っており、J1昇格を果たすと信じているし、最悪でも入れ替え戦に出られると思っている。6試合を見極めてから、強化部長や監督の話を聞きたい」と話すにとどまった。

 サッカーに詳しくないという白幡氏だが「名川前社長はGM的な仕事もしたと聞いた。強化部長らと話しながら、そういうポジションを置くか判断しようと思う」と説明。経済界への人脈を生かしながら、経営環境の改善、チームの資産価値の向上を使命とした。【山崎安昭】