26日にG大阪戦(日本平)に臨むJ1清水の長谷川監督が21日の練習後、選手を集めて約7分間の青空ミーティングを行った。指揮官は「独り言です」とはぐらかしたが、現役時代の体験談を交えながら「好調な今だからこそ、気を引き締めて頑張ろう」と話したもよう。練習でも気持ちの入った動きを見せる選手をたたえつつも、2連勝中と好調な時にこそ生まれがちなすきを、未然に防ぐ意図もあったようだ。

 そんな指揮官の思いは伝わっている。DF高木和主将が「よりチーム一丸になれということじゃないですか」と言えば、FW原も「いい流れだからこそ、調子に乗らずやっていこうと言いたかったと思う」と表情を引き締めた。「次も勝てば上位に近くなる。目先の1試合を勝っていくしかない」(高木和)。ホーム5連勝が懸かるG大阪戦まで、清水が結束をさらに深めていく。