コンサドーレ札幌が屈辱のDVDを制作、選手に配布する。J2降格が決まった10月19日のホーム柏戦を編集したDVDを選手に配るプランが17日、持ち上がった。

 0-2で敗れた同戦は、セットプレーと残り5分を切ってからの失点という、不振に終わった今季を象徴する試合内容だった。J2降格が決まりぼうぜんとする映像も盛り込めば、今後への教訓には事欠かない教材になる。チーム関係者が編集し、シーズン終了後に渡す予定だ。日付上はJ史上最速降格記録を更新した「厚別の悲劇」を忘れないよう、形にして残す。

 DF柴田が「悔しいというよりむなしかった」と言い、MF岡本は「J1は厳しいシーズンと思った印象の試合」と振り返るほど、屈辱の一戦となった。選手各自がDVDを保持すれば、いつでも悲劇の瞬間を思い起こすことが可能。来季以降の「特効薬」にしたいところだ。