両ひざ痛を抱える浦和DF闘莉王(27)が一戦必勝の精神で23日清水戦に強行出場する。22日の非公開練習で他選手と一緒のメニューをこなし「残り3試合と考えるのではなく、1つ1つだと考える。清水戦はいく」と強行出場を決断。エンゲルス監督にも「状態は普通です」と故障を伝えなかった。

 代表関係者によれば、W杯最終予選の19日カタール戦直前、特に左ひざが深刻な状態で、水がたまって腫れていたという。戦前に水を抜く治療を施したが、カタール戦後に再び水がたまった様子。しかし同日の練習でサイドのクロスからゴールを量産。藤口社長も「本当にシュートがうまい。普通ならば欠場するケガでも『ここぞ』の時はやってくれる」と期待を寄せた。

 あと1点取ればDF登録選手最多のシーズン通算11得点をマークする。「レッズでいい年になれるように」と集中していた。