<天皇杯:G大阪1-0横浜>◇準決勝◇29日◇国立

 横浜DF中沢佑二(30)は疲労と虚脱感で動けない選手を促し、スタンドにあいさつさせた。「相手のミスを確実に得点にするのが、世界で勝てるチーム。ウチの若い選手たちにも、いい刺激になったはず」。大宮、神戸からオファーを受ける中沢引き留めのため、チームはACL出場権獲得へ団結。攻守で相手を押し込んだが、一瞬のスキを突かれた。中沢は去就について「来季のことはゆっくり考えたい」と明言をさけた。