石崎札幌はわが道を突き進む。コンサドーレ札幌の石崎信弘監督(50)が17日、クラブ主催の懇親会に出席。激しい昇格争いのライバルを東京V、C大阪、仙台、鳥栖の4クラブに絞った。明確に対象クラブを挙げた上で「一番大事なのは自分たちがどう戦うか」と相手に合わせない“アクションサッカー”を貫くこと明言した。

 石崎流サバイバル法その1=照準を定めて、着実に撃ち落とす

 「来季は3チームが昇格する。東京V、C大阪、仙台、鳥栖がライバルになるだろう」。挙げられた4クラブいずれもくせ者ぞろい。特に優勝した広島に次ぐ81得点を挙げたC大阪、わずか8敗と負け数リーグ2位のしぶとさを誇る仙台は確実にシーズン終盤まで札幌の昇格ロードに立ちふさがることは間違いない。

 その2=目標達成へ決して方針を曲げない

 「昨季より9試合増える。それだけで勝ち点が27変わってくる。昇格する3チームも昨年とは違ってくる。だからこそ相手よりも自分」。過去3季J2を戦い抜いた指揮官の経験から導き出した答えは、走り負けない“わし流”を貫くことだった。

 既に就任会見では「ホームは面白く、アウェーはコンディション次第」と効率重視の“格差戦術”も打ち出している指揮官。J5クラブを指揮した経験から編み出した“石崎流サバイバル3カ条”貫徹で昇格戦線を勝ち残る。【永野高輔】