磐田の韓国代表FWイ・グノ(24)が、今夏からフランスリーグ1部パリSGへ移籍することが18日までに決定的になった。パリSGは来年1月1日まで磐田との契約を結んでいるイの獲得を目指し、5月に複数年契約でのオファーを出していた。これを受けて磐田はイに対し、来年のW杯まで契約を延長して残留するように要請。Jリーグ中断期間に吉野社長が韓国に2度出向くなど交渉していたが、イは欧州移籍の希望を貫いて、クラブ側に移籍の意思を伝えたもようだ。

 イはこの日、W杯出場を決めた韓国代表を離れ、再来日した。中部国際空港で「オファーは実力を認められたという意味でうれしい。自分の意思で決める」と話した。4月の移籍直後からゴールを量産してチームを引っ張ったが、約3カ月程度という短期間の在籍で離れることになった。

 イは20日の鹿島戦の出場について、足の負傷を理由に「帯同は微妙」と話している。