リーグ戦首位の鹿島が、オリベイラ監督(58)の「深イイ話」で3連覇へ加速した。22日、茨城県鹿嶋市内での練習前に1時間のミーティングを実施。「07年にウチが起こしたことを知っているだろう。(現状を)保つのも崩すのも自分たちの気持ち次第。スキを見せると(逆転の)可能性を相手に与えてしまう」と、残り5節で勝ち点10差を逆転して優勝した07年を例に挙げ、げきを飛ばした。

 18日の清水戦では2-0のリードを守れず、追いつかれた。11日の大宮戦と清水戦で、ミスからピンチを招いた部分をビデオで流し「自分たち次第で黄色信号が赤信号になることがあるんだ」と注意した。

 MF青木は「本当に大事なミーティングだった。節目節目で大事なミーティングはあったけど、今回は一番かもしれない。監督はやはりついていきたくなる人だった」。25日のホーム柏戦には、J1史上1位の17戦不敗記録がかかっている。