鹿島が史上初のリーグ3連覇に向けて「常勝神話」を追い風にする。96年のリーグ初制覇以降、プロ野球巨人がセ・リーグ優勝を飾った年は鹿島も必ずタイトルを獲得しており、24日の練習後にMF本山雅志(30)は「今年も良い縁があればいい」と意気込んだ。

 96年のリーグ初V、00年の国内3冠、08年までのリーグ2連覇などは、すべて巨人がセ・リーグ制覇を果たした年。「(年始の宮崎での)キャンプ地も宿舎も同じですしね」と本山が話すように、不思議な縁がある。左足太もも裏肉離れで8月1日の広島戦以来、欠場していた本山自身もこの日の紅白戦では主力組でプレー。26日のホーム名古屋戦での先発復帰の可能性も高まっており「優勝するには、ここからが勝負」とキッパリ。「常勝神話」と背番号10の復帰を、不振脱却の糸口にしたいところだ。