コンサドーレ札幌のDF趙晟桓(27)が7日のC大阪戦を欠場することが濃厚となった。札幌ドームサブグラウンドで行われた5日の練習中、負傷した左かかと痛が再発して早退。4日の前節熊本戦を欠場し、首位との一戦に照準を合わせ調整したきたが想定外の事態となった。

 DFの柱が3戦連続で戦列を離れることが確実になった。この日、ジョギングで体をほぐしていた趙は、途中で違和感を感じ走ることさえできなくなってしまった。「まだ痛む。早く試合に出たいが現実には…」。C大阪戦までの調整日は6日しかなく石崎監督も「(趙)ソンファンは厳しいかも」と強行出場は避ける方針だ。

 C大阪はMF香川らを中心にJ2トップの85得点を誇る。前回対戦でも趙が負傷欠場した結果0-3と大敗。敗れればV消滅となるだけに、あとは総力でカバーするしかない。