J1磐田のU-20日本代表MF山本康裕(20)が、ライバル加入を発奮材料に奮起する。天皇杯名古屋戦(15日)では右DFにコンバートされたが、次節浦和戦(21日)に向けた18日の練習では主力組のボランチでプレー。すると練習中、柳下監督から「それができなければいつまでも上にはいけないぞ」と球際での弱さを指摘された。

 「体を生かし切れていない」と自ら課題を挙げたが、チームはこの日、韓国代表DFイ・ガンジンの来季加入を発表。同代表ではボランチもこなしており、ライバル出現にうかうかしている時間もない。さらに、12月2日から東アジア大会(香港)参加のため最終節は欠場。「補強ポイントとされるのは悔しい。自分はボランチで勝負していきたい」と、残り2戦で意地を見せる。