<J2:札幌2-2東京V>◇最終節◇5日◇味スタ

 コンサドーレ札幌は東京Vと今季最終戦を行い、DF西嶋弘之(27)のロスタイム弾などで2点差を追いつき、引き分けた。

 札幌が今季ラストゲームの最後に、成長の証しを見せた。執念の同点劇に石崎監督は「これまでなら、そのまま終わっていた。もしくは逆にロスタイムに追いつかれるということが多かった。チームが伸びてきていると感じた」と目を細めた。

 前半17、24分と立て続けに失点するも、後半から逆襲。同22分にはDF石川直樹(24)が右CKを頭で合わせ追撃弾を決めると、同ロスタイムにはDF西嶋が同点ヘッドをたたき込み、敵地に集まった1500人のサポーターを喜ばせた。

 残り30分に弱いと言われた札幌が、最後の最後で進化した姿を披露した。今季は61失点中、後半15分以降の失点が32点と半分以上を占めた。勝ちきれない試合や、序盤に崩れると流れを呼び戻せなくなる若さゆえの失敗を繰り返してきたが、ここにきて前節横浜FC戦からロスタイム2連発。90分間、得点を奪いにいく姿勢が結果に表れた。石川も「苦しい中で2点取ったのは来年につながる」と手ごたえを口にした。

 MF上里、ダニルソンと中盤の核2人が出場停止だったが、残されたメンバーでも攻撃できることを証明した。今季は勝ち点79で6位に終わったが、西嶋は「今季できたベースにプラスアルファして、来年は絶対に昇格を成し遂げなければならない」と出直しの10年に目を向けていた。【永野高輔】