<J1:磐田2-1広島>◇第10節◇5日◇ヤマハ
磐田は広島を相手に今季初の逆転勝ち。FW前田遼一(28)の2ゴールを呼んだ好守が光った。
磐田の変則守備が機能し、FW前田の逆転劇へつなげた。前半4分に先制点を許したものの、終わってみれば被シュート数は7本に抑えた。対する磐田は22本。3倍以上のシュートを放ち、昨季就任後リーグ戦では初の逆転勝利に、柳下正明監督(50)は「選手は慌てず、落ち着いてボールを回すことができた。ボールを保持していれば走らされることはない。疲労度を軽減できた」と喜んだ。
相手の前線3人を警戒し、センターバックのDF加賀健一(26)、DFイ・ガンジン(24)に加え、ボランチのMF那須大亮(28)がマークに入った。中央で変則3バックをつくり、相手の攻撃を封じた。那須は「相手の攻撃を見ないといけなかったから下がらないといけなかった。だから、攻撃では中盤のバランスを見ながら前に入っていこうとした」。後半8分には、那須が最終ラインに入って跳びげりでボールをカット。直後の同10分に、前田から逆転弾が生まれた。いい守備からいい攻撃につなぐ意識がシュート、そしてゴールへと結びつけた。
試合前日と前々日の2日間は、「勝負に勝つために」と、クラブ関係者から贈られた「菖蒲(しょうぶ)の葉」をクラブハウスの風呂に入れて、疲れを癒やしていた。この日の警告3枚は今季最多。ピッチに立てば、戦う姿勢を忘れなかった。那須は「こういう試合を、前節の横浜戦でもやりたかった。反省は生かせた。次につなげたい」と、中2日で迎える次節神戸戦での連勝を、早くも誓っていた。【栗田成芳】



