G大阪の西野朗監督(55)が1日、W杯日本代表として全4試合先発したMF遠藤保仁(30)について、リーグ再開初戦となる14日の京都戦(万博)を欠場させる可能性を示した。この日大阪・吹田市内での全体練習後に「ダメージは計り知れない。(出場は)現実的に難しい」との見解を語った。合流時期についても言葉を濁し「(遠藤が)クラブに荷物を置きに来た時にでも話せばいい。対外的な作業もこなす必要があるだろうし、あまり負荷をかけたくない」と話した。

 一方で帰国した遠藤は「まだ上へ行きたかった。悔しい気持ちもある。もっと、このメンバーで練習したかった。僕自身も成長したい」と意欲を見せた。大会直前は動きに精彩を欠く試合が続いたが、本番の4試合では「日本の心臓」として大活躍。「自分としてはそんなに変わった意識はない。いつも変わらないですよ」と平然と話していた。