“G大阪版無敵艦隊”が、遠藤中心に逆転航海の旅に出る。W杯日本代表のG大阪MF遠藤保仁(30)が15日、大阪府の豊中、吹田、高槻、茨木の4市役所を訪問し「吹田市長賞」「高槻市長特別功労賞」などを授与された。その後、チーム練習に合流した。

 遠藤

 W杯でパスをつなぐスペインが優勝したのはうれしい。G大阪も同じサッカーを目指す。中盤の選手とは長年、コンビを組んでいるので、あうんの呼吸でプレーできる。

 ゲームを作りながら、W杯決勝のオランダ戦で決勝弾を決めたスペインMFイニエスタに刺激を受けた。シャビは二川、シャビアロンソは橋本、ブスケスは明神。G大阪にはスペイン代表のプレースタイルを目指せる人材がそろっている。

 次節18日浦和戦(万博)に向け西野監督は「視野に入っている」と遠藤の起用を示唆。本人も「コンディションを上げていきたい」と復帰に意欲を示した。14日京都戦(万博)はW杯の疲れを考慮され欠場したが、復帰戦で華麗なパス回しを披露する決意だ。首位清水との勝ち点差は10。「次はG大阪でリーグ優勝することが目標。上と勝ち点は開いているけど、巻き返せる」。遠藤は逆転優勝を信じている。【奈島宏樹】