経営再建中のJ2大分は5日、9月末時点での今期(2010年2月~11年1月)の決算見込みを公表し、年間チケットの販売不振やスポンサー減のため、純利益が経営再建計画で立てた約3億1600万円を大幅に下回る約3700万円にとどまる見通しを明らかにした。

 記者会見した青野浩志社長は、Jリーグから融資を受けた6億円のうち、来年1月が返済期限となっている1億円について「来季のシーズンパス収入などを前倒しして返済に充てざるを得ない」と述べた。来季については「より経費を削減することになる。再建計画(の変更)についてはJリーグと協議したい」としている。