<高校女子サッカー:藤枝順心1-1(4PK2)常盤木学園>◇15日◇準決勝◇ヤマハ

 全日本高校女子選手権は準決勝2試合が行われ、藤枝順心(静岡)と総体覇者の日ノ本学園(兵庫)が16日の決勝に進んだ。藤枝順心は3連覇を狙った常盤木学園(宮城)に対し、後半ロスタイムに1年生FW黒崎優香の同点ゴールで1-1とし、PK戦を制して7大会ぶりの決勝進出。

 次代のなでしこを担う逸材として期待される藤枝順心FW山下史華(2年)が、攻撃陣をけん引した。大会前にテレビで特集が組まれるほどのルックスが魅力で、昨年12月にはU-16日本代表合宿に初招集された。後半42分にピッチ退くも、随所で果敢なドリブルを見せ、決勝進出に大きく貢献した。「思い切ったプレーができました。次は自分が点を取って勝ちたい」と7大会ぶりの優勝を見据えた。